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エレクトロニクス業界の新たな代表組織「グローバル・エレクトロニクス・アソシエーション」が発足

― IPCの70年の歴史を受け継ぎ、世界6兆ドル規模の産業を牽引 ―

  • 業界標準・認証のリーダーが新たなビジョンとミッションを掲げ、サプライチェーンの強靭化と国際連携を推進
  • 世界のエレクトロニクス貿易に関する最新調査も発表

ブリュッセル, June 23, 2025 (GLOBE NEWSWIRE) -- エレクトロニクス関連企業が参画する国際標準団体であるIPCは、2025年6月23日(月)より、
「グローバル・エレクトロニクス・アソシエーション(Global Electronics Association, electronics.org)」として新たな歩みを始めます。引き続き、世界のエレクトロニクス産業を代表し、より広範かつグローバルな視点で業界の声を発信してまいります。新スローガンは「より良いエレクトロニクスで、より良い世界を」。世界3,000社以上の会員企業や数千のパートナー、各国政府との連携を通じて、業界の成長と強靭なサプライチェーンの構築を支援してまいります。

TTMテクノロジーズの社長兼CEOであり、同協会の理事長を務めるトム・エドマンは次のように述べています。
「今回の組織変革に対する理事会の支持と承認は、エレクトロニクス産業が本質的に変化したことの証です。当アソシエーションはプリント基板の標準化から始まりましたが、現在ではAIや自動運転車、次世代通信など、より広範な分野を支える存在へと成長しています。新名称のもと、今後は政府や産業界とのパートナーシップ強化、新規投資の促進、業界全体のイノベーション推進、そしてサプライチェーンの混乱軽減に一層注力してまいります。」

当アソシエーションはミッションに基づき、アドボカシー(政策提言)の強化、業界洞察の深化、ステークホルダーとのコミュニケーション向上に向けたリソースを拡充しており、これらすべてがエレクトロニクス業界の発展と向上を目指す取り組みとなっています。持続可能かつ成長可能なサプライチェーンの推進にあたり、多様なサブセクターが連携して構成する複雑な産業を代表しています。

グローバル・エレクトロニクス・アソシエーションの社長兼CEOであるジョン・W・ミッチェルは次のように述べています。
「エレクトロニクスは現在、あらゆる産業の基盤を成しており、そのサプライチェーンは経済や政府、そして日常生活にとって不可欠な存在です。新たなミッションとビジョンのもと、当アソシエーションはグローバルに業界や会員の皆様とより緊密に連携し、変化し続ける世界におけるエレクトロニクスの重要性を発信してまいります。」

また、グローバル・エレクトロニクス・アソシエーションにとって日本は重要な市場です。そのため半導体や電子部品に搭載するプリント基板や、オートモーティブ関連の標準化に取り組んできました。今後も、日本のエレクトロニクス産業のさらなる発展に寄与できるよう活動を推進してまいります。

グローバル・エレクトロニクス・アソシエーションは、製品の信頼性と一貫性を確保するために不可欠な業界標準および認証プログラムについて、引き続き「IPC」ブランドを使用します。また、IPCエデュケーション・ファウンデーションは「エレクトロニクス・ファウンデーション(Electronics Foundation)」へ名称を変更し、エレクトロニクス業界が直面する人材課題の解決に引き続き取り組んでまいります。

「世界のエレクトロニクス貿易の流れ」に関する調査
グローバル・エレクトロニクス・アソシエーションは、世界の貿易動向に関する調査を発表しました。現在、世界の商品貿易において、全体の20%以上をエレクトロニクス関連が占めています。主なハイライトは以下となります。

  • エレクトロニクス産業のサプライチェーンは、世界のどの産業よりも国境を越えて複雑に絡み合っており、自動車産業をも上回るグローバルな連携が求められています。
  • スマートフォンやノートパソコンといった完成品よりも、半導体やコネクターといった部品の貿易額が上回っており、2023年の世界のエレクトロニクス貿易総額は4.5兆ドルに達し、そのうち部品だけで2.4兆ドルを占めました。
  • 中国、ベトナム、インドといった主要な輸出国は、電子部品の輸入でも急成長しており、エレクトロニクス生産における国際的な相互依存の深さが浮き彫りとなっています。
  • こうした国際的な相互依存の深化により、製造拠点を自国に戻す「リショアリング」や、特定国との経済的なつながりを断つ「デカップリング」といった戦略の実現可能性には疑問が生じています。これは、新興の主要輸出国であっても、生産に必要な部品を世界各地から調達しており、他国との連携なしには成り立たない状況にあるためです。

ジョン・W・ミッチェルは次のように述べています。
「今回の分析から見えてきたのは、『自国で完結する体制』ではなく、『外部環境に強い柔軟な体制(レジリエンス)』こそが、エレクトロニクス時代における競争力の鍵だということです。いまや単独で成り立つ企業や国はなく、複雑に絡み合ったエコシステムの中では、他者との協力と連携が欠かせません。グローバル・エレクトロニクス・アソシエーションは、産業界、政府、ステークホルダーとともに、健全で持続可能なグローバル・サプライチェーンの構築に取り組んでいきます。」

バリューチェーン全体を支えるグローバルな事業展開

グローバル・エレクトロニクス・アソシエーションが支援するエレクトロニクスのバリューチェーンは、設計から最終製品に至るまで、オリジナル機器メーカー(OEM)、半導体、プリント基板、組立・製造サービス、ハーネス、材料、設備のサプライヤーを含んでいます。同アソシエーションは、アメリカ、インド、韓国、台湾、中国、ドイツ、日本、ベルギー、マレーシア、メキシコに拠点を持ち、さらに数十か国にわたる地域でも会員企業を支援する活動を展開しています。

グローバル・エレクトロニクス・アソシエーションについて
グローバル・エレクトロニクス・アソシエーション(Global Electronics Association)は、エレクトロニクス産業のグローバル代表機関として、世界数千社以上の会員企業やパートナーと連携し、より強靭で持続的なサプライチェーンの構築に取り組んでいます。公正な貿易の推進、適切な規制の整備、地域別の製造活性化を掲げ、業界の知見や実践的な情報、技術革新に関する教育・情報発信を通じて、次世代産業の発展を力強く支援します。当アソシエーションは、信頼され発展するエレクトロニクス産業を推進するため、世界中の政府や企業と協力しています。旧称IPCから進化した当アソシエーションは、6兆ドル規模のエレクトロニクス市場に対応し、アジア太平洋、欧州、北米、中南米に拠点を置いています。詳細は www.electronics.orgをご覧ください。

本件に関する報道関係者からのお問合せ先:
グローバル・エレクトロニクス・アソシエーション ジャパン
globalelectronics-jp@golin.com

こちらが日本語訳です:

本発表に添付された写真は、以下のリンクでご覧いただけます:
https://www.globenewswire.com/NewsRoom/AttachmentNg/d245e078-4a14-42eb-b999-a98d2c7cdb94


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